活動理念・特色

〇これからの時代に必要となる能力を育てます:社会は激変しており、単に知識を注入するばかりの学力観では到底対応できなくなっています。科学実験という手段により、将来を見通したくましく生き抜くこどもたちの育成を目指します。

〇参加者それぞれが個別に実験操作に取り組みます:単なるサイエンスショーの見学ではなく、自ら操作に関わり考える習慣を身につけます。幅広いテーマを取り扱っていきますので、既存の学習塾や体験施設とは異なる科学体験となるはずです。

〇理科教育のスペシャリストが指導します:この国の子どもたちは様々な厳しい環境にあり、理科離れ・科学リテラシーが急速に低下しています。こういった現状に危機感を持つ大学教員が直接指導します。

▽活動の様子1:ショウノウ(※)を用いた3実験「ストームグラスつくり(持ち帰り教材)・動き回るボート・火の玉ゆらゆら~」 ※クスノキから得られる香気成分(ショウノウ)を用いて → 動画・記事で紹介

▽活動の様子2:三葉虫の化石レプリカを作ろう!アンモナイト左右貼り合わせバージョンも持ち帰りできました。 → 動画・記事で紹介


◇らくらくサイエンスLAB(ラボ)設立理念:ごあいさつに代えまして…

これまで科学(理科)教育の推進に関わる立場から様々な業務に取り組んできましたが、わが国の子どもたちの理科離れ・科学リテラシーの低下は深刻なものがあり、もう見過ごすことができない状況にあります。かつて日本は、科学技術大国としてアメリカと並び世界をリードする立場にありました。ところが、21世紀に入って状況は一変、あわゆる分野での衰退が顕著になってきました。特に、人材育成に関わる教育事情、中でも科学教育については、保護者を含めた一般の人々が考えているよりはるかにひどい状況に追い込まれています。世界中を巻き込むグローバル化やAIの登場によって、これまでの日本的の伝統的画一的な学校教育のあり方が、うまく機能しなくなってきているのです。

例えば、今でこそ当然に受け入れられているGAFAのような略号、ドローンや自動運転技術は、ここ数年でようやく認識されるようになったばかりです。この激しい変革期に生きる子どもたちの育成のありかたを真剣に考えねばなりません。これまで、普通に学校や学習塾に通わせれば相応の結果がついてくると考えてきたものが、必ずしもそう期待できない状況になったのです。当然、今後は受験や企業の採用のかたち自体も大きく変化していくことは必至です。今後は、新しい学力観として、より深い思考力、変化に柔軟に対応できる創造性、自ら進んで課題を解決しようとする意欲…それらを支える豊かな実践経験が求められていくでしょう。

また、ただでさえ停滞していた科学教育にさらに追い打ちをかけるようにして起こっているコロナ騒ぎです。オンライン授業に代表されるように、実験実習や体験活動の軽視の傾向は確定的です。コロナ騒ぎはいずれ終息するでしょうが、この流れは定着し別の形で深部に突き刺さったまま残っていくことになるでしょう。本質的な改善の道筋が見通せず、科学教育に携わるものとして暗澹たる思いがいたします。

さて、この状況を踏まえ、子どもたちを少しでも明るい方向に導き、科学技術立国の将来を担う資質の育成に貢献するために、「らくらくサイエンスLAB(ラボ)」の設立というかたちで行動を開始いたしました。この活動が、地に着いたものとなり、より発展していけるよう工夫改善につとめてまいります。ぜひ、この活動へのご理解ご支援を頂けますようお願いする次第です。

※ここでの活動は、開発教材の実践検証の場としての意味合いもありますが、正規の大学教員としての活動とは切り離した山田暢司本人による個人的な活動です。もちろん、使用機材や材料なども私物です。今後、この活動がより社会に受け入れられるよう、活動継続のための助成金・補助金等の申請も予定しています。